「お待たせー」 「あ、初めまして」 「あ、そうか。 あの子に散々話しを聞かされてたからそんな感じしなかったけど初めましてよね? ふふ、初めまして。シヅキの母です」 シヅキのお母さんはそう言うと柔らかく笑いかけてくれた。 ……正直不安だった。 葬式にも参列してない俺をシヅキの家族は拒絶するかもしれないと思ってた。 だけどシヅキによく似た柔らかさで笑いかけてくれるその人からは拒絶の色は感じなかった。