抱き合いながら喜ぶ二人のテンションに、これからこいつらの宿題をみなくちゃいけないのかとため息が溢れる。 「海さん海さん。聞きました?」 「聞きました。春兄ってばいまため息つきましたよね」 「凪ってば朝もため息つかれちゃいました」 「海も海も。しょっちゅうため息つかれます」 こそこそと、だけど俺に聞こえるように二人が囁き合う。 「さっさとやるぞ。海、宿題もってきて」 「はーい」 こんなことなら意地でも一人で買いに行くんだった。 だけどいくらそう思ってみてもいまさらどうしようもない。