別のお話。


そう思うと目の前が真っ暗になった。

立っているのがやっとで頭がうまく回らない。

嘘だ。

信じたくない。

シヅキが事故にあったなんてそんなこと。

もうここに居ないなんて……そんな現実。

「春人さん?」

「ねえ、もう行こうよ。遅刻したら腹筋百回地獄だよ?」

「でも……」

俺にはもう何もできないのか?

「あ、ちょっと待ってください!住所、シヅキの家を教えて下さい」