「私も知らないよ」 「シヅキは」 ついさっきまで楽しそうに話していた二人の顔が一気に怪訝そうに歪んでいく。 「すみません。知り合いの名前が聞こえたから。 二人はシヅキのこと知ってるんですか?」 「だったら何ですか?」 「ここ数日連絡が取れないんです。何か知りませんか?」 二人は顔を見合わせてからまた更に眉間のシワを深くする。 ああ、逃げられるかもしれない。 仕方ないよな。 どう考えたって怪しい。