「食べちゃわないと母さんが片付けできないだろう」 「あと少し」 「父さんも待ってるぞ」 「……起きるよ」 「待ってるからな」 「はいはい」 「空くんは寝坊助さんだね」 「子供だからな。いくらでも寝れるんだろう」 階段を下りながら小さく応えるとシヅキが笑う。 「春人、いまのは年寄りみたいな言い方だったよ」