俺の言葉に満面の笑みを浮かべるシヅキに胸が痛む。 「もうすぐだな」 「うん?」 「今日のうちに何かシヅキのことが分かるかもしれないだろう。 なんか緊張するよな」 「どうして春人が緊張するの?」 「シヅキは緊張しないのか?」 「うーん……」 シヅキの視線が俺から窓の外に移る。 夜が終わって朝がきて。 空には月も星もないけれどその代わりに眩しい秋の太陽が昇っている。 その光がシヅキの鎖骨の辺りにある小さな星をちらちらと光らせた。