知りたい。 俺は君のことが知りたいんだ。 「行ってみようか」 俺の声に、遠くの明かりを見つめていたシヅキの瞳がゆったりと俺を捉える。 「どこに?」 「明日は学校もバイトも休みなんだ。 だからシヅキの通ってた高校に行ってみよう」 シヅキの学校だって明日は休みだ。 だけど部活で学校に行く人はいるはずだ。 全く誰もいないなんてことはない。 シヅキのことを知っている人に会えるかなんて分からない。 だけど何か、些細なことでもいいから何か少しでもシヅキのことが分かるかもしれない。