「分かった」 玄関に置いたままの鞄を拾って部屋に入るとシヅキがベッドに座っていた。 「そこ、俺のベッドなんだけど」 「まあまあ、固いこと言わずに。 それにしても双子ちゃんはすごいねー」 「後数年もすれば落ち着くだろ」 「数年後かー」 人のベッドにごろんと大の字になりながらシヅキが言う。 「ねえ春人」 「なんだ?」 「春人の誕生日ってもうすぐだよね?」