「春?」 声に目を向けると前から凪と先輩が歩いてきていた。 「何してるの?」 「こんばんは。別に何もしてないよ。帰るところ」 「ふーん?で?欲しいものは考えた?」 「だからいらないって」 「まあまあ、そう言わずにさー」 「いや、本当に特に欲しいものなんてないんだって」 「またそういうこと言う。 春の歳で欲しいものないとか、おかしいですよね?」 凪の矛先が先輩へと向かう。