「もうー。そういうこと言わないの。 予告と実際に観るのとじゃ全然違うでしょ」 話していると前の扉からスタッフが入ってきて上映の案内を始めた。 ー上映中は返事できないからな それだけシヅキに念押ししてスマホの電源を切る。 「分かってるよー」 本当に分かっているんだろうか。 また昨日みたいに怒らなければいいけど。 明かりが落とされスクリーンの幕が上がる。 はっきり言って俺にはまだ恋愛がどういうものなのか分からない。 だけど千円もだしたんだ。 そう思って予告から真剣にスクリーンを観た。