別にいいんだ。 俺のつまらない意地なんて守ったところで何にもならない。 それよりシヅキにあんな顔をさせてしまったことが気がかりだった。 出会ってからずっと(まだ一日しか経ってないけど)明るく振舞っていたけどきっと不安なんだろう。 自分が何者なのか。 どうしてこの世に残ってるのか。 なんで死んでしまったのか。 シヅキは何一つ分からないんだ。 それがどんなに不安なことなのか俺には分からない。 「ねえ春人」 「ん?」