「だるいなぁ⋯。」
私(川幡 帆稀)は登校中である。学校は好きだ。友達と話すのは楽しいし、大好きな彼氏もいる。でも学校までの道は憂鬱。送迎バスとかあればいいのに。
「帆稀。」
そんなことを思ってると肩をたたかれた。大好きな香華だ。今井香華は私の親友。兎に角可愛い癒し系だ。視界に入るだけで癒される。そんな子だ。
「おはよう!!香華は今日も癒しオーラ満載だね!!」
「おはよう。そんなことないからやめて。」
くだらない話をしてたらすぐ学校だ。そのころには憂鬱だったことも忘れていた。
 「おはよう!」
クラスに入ると皆から挨拶をされる。いいクラスだよね。香華とはクラスも一緒だ。先生方に感謝しないと。私たちの学校のクラス分けは学力関係なし。だからもう運に頼るしかないんだよね。まぁ、決めてるのどうせ先生方だから!来年も頼みますよ、先生!