フォーチュン ラブ

「どうしたんですか?」
明らかに元気ではない森下さん。

「実は、今の彼と別れなきゃいけなくて…」
寂しそうに口を開いた。

確か半年前に交際をしだしてるはずで、相手はSNSで意気投合した人で、趣味が同じだったとか。


「どうしてですか?相手から言われたんですか?」

つい最近まで幸せそうで、まだ半年の付き合いなのにお互い結婚を意識してるって。
まぁ、森下さんも、27歳だし、私と同じでアラサーになる。みんなそろそろって思う年頃。
子供を産むならなおさら自分の歳を気にする。


「天堂さんは、占いって信じる?」

「…ブ!」

飲んでいたお酒を吐き出しそうになった。

占い…信じるとゆうか、それに悩まされて10年。ずーっとおばあさんの言葉がわたしの脳から出ていかない。

「まぁ、信じるほうですかね」

「実はね、よく当たるっていう占いをしてもらったの。結婚を考えているから、なんか大丈夫ってゆう後押しがほしくて」

「あーわかるかもしれません」

ならほど、本当にこの人でいいのか占いを…
わからなくもない。きっと安心材料が欲しい気持ち。ダメなら浅めの傷で終わらせたい気持ち。失敗したくない気持ち。不安をなくしたくて…

「で、その占い師さんに、この結婚はやめたほうがいいって言われて。正直こんなわたしに彼氏ができて、トントンと結婚話しが出て…なにかの間違いなのかなって疑ってたから」