いつかきっとこの涙が。



「みーゆ!!今日は最初にタイム測るよ!こっち来てー!」


準備しながら軽く身体をほぐしていたら、3年の優花先輩に後ろから声をかけられた。


優花先輩は同じ短距離を得意としていて私の目標でもある先輩だ。



今日は早速もう走るんだ!



「はい!優花先輩今行きまーす!!」


私は大きな声でそう返事をし、ささっと支度をして規定の位置についた。







「それじゃー準備はいいですか?」



「はーい!」


先輩と私はマネージャーである同じ1年の美香に返事をしてスターティングブロックに足をかけた。




「位置について...よーい」


バンッ!