親友のカラダ

学校に着いても気が気じゃなかった…


ケータイをずっと眺めていた。



昼休み、聡とお弁当を食べて午後は部活へ行く。

アタシは新体操部だったけど腰壊してレギュラーから外れ、マネージャーをしていた。

って言ってもほとんどやる事無い訳で、いつも野球の監督の部屋で電話を取ったり、お客さんにお茶出したり、野球部の世話したり洗濯したり…


姉ちゃんからのメールが届いた


内容


『望学校来てなかったよ…』


どこいんの……

またシンさんの所?

アタシはシンさんのバンドとは関わった事が無いから、シンさんの家は分からなかったし、周りのバンギャも繋がりがない…


ティアラ…


一瞬頭をよぎった


ルキに聞けば分かるかも

でも確実に切れてる…数年前の話しだし…


ましてやルキに今更どんな顔してきくの?


でも…


安いプライド何て捨てた

ルキに電話する


プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…プルルル
『はい』


出た!!


『…瞳だけど……』


『知ってる。今更何?』


『ティアラってギャ、ルキ知ってるよね?』


『……知らないけど』

嘘つけ!知ってるだろ!

『知ってるでしょ』


『知らねーよ』


『……ルキの貢ぎしてたヘルス嬢だよ?』


『知らない覚えてない。大好きな剣に聞けよ。じゃ』


『待って!お願い!』


『じゃー俺のお願いも聞いてくれんの?』


『……わかった』


『交渉成立。今から迎え行くわ。』


『まだ学校だから夕方にして。』


『じゃー夕方お前の高校の近くのファミマ居るから』


と言って電話を切った。

今はルキしか頼れない…