親友のカラダ

望との生活が始まった。

望はすぐ家の家族に打ち解けて、いっつも皆笑って過ごした。


望はあたしの姉ちゃんにもすぐなつき、仲良くなって姉ちゃんも望を可愛がっていた。


たまにライブを見にくい。けど打ち上げとかは参加しないで、観たいものだけ見てすぐに帰った。

もう三週間程たった頃、夜寝る前、アタシの部屋…アタシは望に切り出した…


『まだティアラとか連絡とってんの??』


望は少しすっとぼけた顔した
『んん〜』

『どこで知り合ったの?ライブ?』

『うん。前好きだったバンドのシンさんの彼女さんだよ…』

彼女?貢ぎの間違いでは…?にしても…落ちぶれたバンドに落ちぶれたギャか…お似合いだこと。

望が続ける

『バイトとか紹介してくれて。行き場無かったアタシをシンさんの家に連れてってくれたんだ。』

ティアラがバイト紹介?ティアラって確かヘルス嬢…
……ヤバイ繋がった。
また体にビリビリ電気が走った


『バイトってヌキ屋?』もう直球しかない。

望は凄い驚いた顔したけど、悲しそうに


『……うん。』
と頷いた。


見たくなかった結果に
アタシは泣いた。


初めて人の為泣いた……