暗くなった公園で、剣と望のことを話した。


まだ闇に包まれている部分が多い望…


スレに貼られた画像
もしかしたら…風俗…

援交の事実…


家に帰ってるのか…



剣と別れ家に着き、望に電話をした


『望!アンタ今どこで何してんの?!』


『瞳〜アハハどーしたの〜?』

何で笑ってんの?

『良いから今どこ?』


『んん〜』

はぐらかしてる望

『学校は?最近行って無いでしょ』


『アハハ〜うんまぢサボりすぎかも!アハハ』


『家に居んの?今から行くから待ってて』
『家には居ないよ。』


……どーゆー事…?


『どこ居んの?』


『言えない…』


『どこいんのかって聞いてんだよ!!言えないじゃねーよ!!』
つい怒ってしまう…望の現実を受け入れたくなくて…


『どこ?どこでも迎え行くから…』


『………紀伊駅の裏のアパート…シンさんの家』

シンさんて…望が前に好きだったバンドの…


『家には帰って無いの?』


『う〜ん今日帰ったんだけど、お父さんに怒鳴られちゃってさぁ』


『そりゃね…』


『札束投げつけられちゃって、出来損ないってさぁ…』
望の声が震えてる…
耳を疑った。
言葉が…出なかった。
『…………』


『今にしたら〜あの金全部貰って来れば良かったよ…まぢ…笑えるよ…ハハッ…』


泣いてるの…必死に隠そうとしてる…けど明らかに泣いてる…


アタシの目からも涙の雫がとめどなく流れた