親友のカラダ

綾斗くんの彼女だ


『瞳ーこのこら、アキナと藍子』


『キナです初めまして』

とにっこり笑ったキナ。多分アキナ

痛みが激しい長い金髪を外に巻いて、化粧は凄い…ぶっといアイラインにつけまつげが印象的

もー1人…藍子は、凄い嫌そうな顔をしている…


『あ。あたしアイザよろしくね』


機嫌の悪そうな藍子にあたしは挨拶をした。

突然、機嫌の悪い顔が更に一瞬歪み、嫌みったらしー笑顔を見せた。


『…剣の元カノ』


藍子はそう言って笑った

アキナが口を開いた

『あたし綾斗のカノ。藍ちゃんは剣のカノなんだよーアイザちゃんルキさんと付き合ってるんだよねー?メンカノ同士仲良くしようね!』


あたしはアキナの言葉に目を丸くした。


藍子が剣の彼女?


はぁ?と言う言葉が喉元まででかかった所で言葉を飲み込んだ

望の方を見たら、やっぱり顔を歪ませている


『えっ…藍ちゃん剣と付き合ってたっけ??』

引きつった顔を無理に笑顔を作ろうとしている望の顔は、もぅ怒りが混みあがってきているのか、目が笑ってない。


『もーすぐ1ヶ月だよね!藍ちゃんと剣。』

さらりと言うアキナ


1ヶ月と言ったら、あたしと剣が付き合ってた時とかぶる…


ここで、剣が二股をかけていた事が分かった。


『剣前の彼女に利用されたって言っててーまぢかわいそうだったから』

と藍子はアタシを見てクスッと笑った。