親友のカラダ

●アイザ●


望が退院して、実家に戻り二週間がたった頃アゲハでルキと剣、そして麗央のバンドのライブがあった。


あたしと望は久しぶりにアゲハに向かった。


今日はハロウィンイベント。


仮装(コスプレ)をしないと中に入れない。

ライブハウスの前にはチャイナドレス、メイド、各々のバンドメンバーのコスプレなどの服を着た人達で溢れている。


……あたしと望はセーラー服に髪を太めのコテで巻いて濃いめのメイクをした。

去年はラムちゃん一昨年は妖精…と結構派手な格好をしていたけど、スレの騒ぎがあった為、控え目にした。



『アイザー!』


『ルナっち!あーさやかちゃんにタカシナ!にしおりん!久しぶりぃ!!』

みんなお揃いのチャイナドレスを着ている


『あんた戻ってきて良かった…心配してたんだよー!チャイナ着ればよかったのに…』


『あはは目立つからさっ』


『何かあったらぃいいなよ!うちらで守る!最近新規のファン増えてウザイから』


『うんありがとっ』


そー言ってみんなと別れた。


望が1人になるから…と思ったら…


初めて望と会った時にいた、ギャルが2人いた。