親友のカラダ

●ルキ●


俺は…剣を家に呼び出していた。


目の前でふてぶてしく座っている剣…


『なんすか?話しって。瞳の事っすか?』


…そーだよ。今更別れたこいつにとやかく言いたくは無いけどな。


スレはちょっと酷すぎる


『あのスレ、お前がネタ投下したの?』


『違いますけど。』


『じゃ、誰?お前と別れた後すぐ、あいつ俺ん所に来たんだけど。』


『俺の女ですかね?はははっ』

剣は可愛い顔してサラッと言った


『は?女って?』


『別に俺、女に苦労してませんから。ルキさんだってそーでしょ?』


『二股してたのか?』


『ルキさん二股どころじゃないじゃないすか。』

と嫌みに笑った


怒りがこみ上げるも…そんな資格俺には無い…


『もー止めろよ。晒しとか叩きとか。別に俺は構わねーけど、瞳の事、考えて…』


『あんたに何が分かるってんだよ!所詮今の俺にはあんたは抜かせない…実力も何もかも、あんたに勝るもんなんてねーよ!!』


『……』


『帰ります。』


そーいって、剣は俺の家を後にした…