親友のカラダ

アタシが産まれ育った地は大きくはない。

バンギャネットで見付からなくはない…。


誰かかしら必ず街にいるし、また風俗何かでもすぐ見付けられるはず。


望……。


『しみったれた顔すんなよっ!』

ルキの言葉さえ今は遠くに感じちゃう…


『お前が地元以外の奴でこんな必死になんのって初めてだな…』


『えっ?あぁ…親友だから。。』


『ふーん…』


沈黙……


『瞳』


えっ?とルキの方を見た時、ルキの真っ直ぐな目に吸い込まれそうになった……


『好きだ。昔から…』

と言って車をマンションの前に停めた。


ルキの綺麗な手がアタシの手を強く握った


『昔みたいに俺のそばに、居て下さい。』


………


『…付き合って下さい』

ルキの綺麗な顔が、綺麗な眼差しが、
アタシの昔出来た心の穴を貫通する…

この穴は、埋まる事は無いのに…