『えりかはさ やっぱりバスケ部に入るの?』


 

「うん、それしか取り柄がないからね」




『そんなことない!背も高いまた伸びた?もぉーどんどん大人っぽくなってくー』




「もう身長は伸びなくていいよ(笑)舞莉は高校でも吹奏楽するの?」




『うーん、、迷ってるんだよね、、習い事でピアノはやってるから部活には入らなくてもいいかなぁって』




私は小学生からバスケをやっていて背は高め
部活焼けした肌の色
バスケの邪魔にならないように短く切った髪



舞莉とは正反対




それでも一緒にいるのは


やはりどこか心地いいのだろう





『あれ?パパだ!』






『あ!私この後パパとお買い物いくんだった!入学祝い買ってもらうんだ!じゃあ、えりかまたあしたね!今日はちゃんと寝るんだよー(笑)!』




と言うと笑顔で犬のように走っていく




おいおいと思いつつこうやって素直に感情を表現できる女の子がやっぱり可愛いんだろう。




舞莉はきっと高校でも学校のアイドルみたいになるんだ





少し羨ましい






なんてボーッとしながら少し考えてしまう





“おい!なーに道の真ん中で突っ立ってんだよ、でかいの”





「、、えっ、、優斗!?」




“お前相変わらずデカイなー(笑)後ろ姿でわかったわ”



こいつは幼馴染の 平井 優斗
小学生から友達で中学は違ったけど親同士仲がいいこともありよく家族ぐるみで遊んでいた。




「うるさいなあ。あんたと同じ高校とかマジ勘弁って感じ」