瑠璃色の涙

そこで私は、彼をひきとめる。

「ん...」

服の裾を引っ張り、今度は私からキスをした。
けれど遥は、そんな私に驚きもせず、応えた。

それが、嬉しかった。彼をさらに愛しく思えた。