「側にはいられないんだよ?蓮」
「……まなか」
「いくら幼馴染でも。付き合ってる2人の邪魔はできない」
あたし、もうほんとのこと言ってるね。
でも、いいんだ。
これがいい機会になるのなら。
「まなか、もう。…終わりなのか?」
蓮、そんなに寂しそうな顔で言わないで。
迷っちゃうから。
でも、決めた。
「終わりだよ」
終わりにしなきゃ。
そうじゃないと次のチャンスを待つことになる。
きっとそれはもっと先のことになるだろうから。
ちょっと胸が痛いけど。
我慢すればなんとかなる。
自由に、して、あげる。



