「むしろ行きたいよ。
なんの映画だっけ」

「ミステリー映画だよ。
原作作家が有名な」

「ああー!広告でよくやってるやつだ!」

見たかったんだよね!

「よかった……」

「断ると思ってたの?」

「いや、まあ……
なにしろ高坂さんだし、レベルが高いというか……」

ん?

どういう意味だろう?

「日にちとかのメール送りたいから、連絡先交換してもいい?」

「うん、もちろん」

そう言ってメアドを交換して、

2人で微笑みあった。