幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。

その言葉に、フツリと何かが切れた。

私は、あいに想いを伝えに来たんだよ。

そんな思いを込めて、あいの目の前に立つ。

「っあい、私のこと見て」

まっすぐ目を見つめると、感情のない目で見つめ返される。

「私がそんなこと伝えに来たと思う?」

ほんとに、ほんとにそう思ってるの?

あいの目を見つめても真意がわからなくて、

じれったさに拳をぎゅっと握りしめる。

「愁とは、なにもないよ。付き合ってもないし、好きな人ってわけでもないの」

ピクリとあいの眉があがる。

「……そ」

「っ……う、うん」