幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。

「っ……また明日!」

叫ぶようにそう言って教室を出ると。

ドンっ……

し、しまった、勢い余ってぶつかっちゃった……!

そのまま体制を立て直せずに、その人に支えられる形になる。

「ご、ごめんなさっ……」

慌てて顔をあげると、

「っ……あ、い……」

ドクンッ……ドクンッ……

一気に鼓動が早くなって、支えられた腕がかあっと熱を持ち出す。