幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。

今までは、あんな風に触れられたりしても平気だった。

なのに、なんでだろう。

ドキンドキンっ……と高鳴る胸に手を置く。

痛いくらい心臓が跳ねて、

もっと一緒にいたいのに、あいから逃げるような真似しちゃって。

足を止めてその場にしゃがみこむ。

「最悪……」

「まあまあ、大丈夫だよ」

愁はそう言ってくれるけど……

なんだか、自分で自分の体のコントロールができない。

私は鳴り続ける鼓動を聞きながら、大きくため息をついた。