幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。

あいの顔が間近に迫って、余計に顔が赤くなってくる。

「そ、そんなこと、ないよ……」

なんだか声も出なくて、思ったように喋れない。

ドクンッドクンッと鼓動だけが大きくなって、なんだか逃げ出したくなる。

「ふーん、そう?」

そう言うとそっと顎に手を添えて、

くいっとあいの方を向けられる。

かあーーーっ!!!

真っ赤になった私を見つめてくるあいに、

耐えきれなくなってパッと顔を背ける。

「千愛っ?」

「な、なんでもないからっ!しゅ、愁、次行くよっ!」

「えっ」

驚いた声を出す愁の腕を引っ張って、あいの元から一目散に駆け出す。