「美梨は?」

「私遅れて入ったからあと10分あるの。
先回っててくれる?連絡するね」

「うん、わかった」

美梨がまだここにいるなら手伝っておきたいんだけど、

喉も渇いてきたし、適当に休憩しておこうっと。

ええと、どんなお店があるのかな。

そう思って教室の外でパンフレットを見ていると、

「あ、高坂さん」

「賀川くん」