幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。

「そ、そろそろ教室戻ろうっ!」

「えっ?ちょ、千愛!」

美梨の言うことも聞かずにずんずん歩いていく。

は、恥ずかしすぎる!

あいにはメイド姿なんてぜっっっったい見せたくない!

それに……

あの女の子と二人で喋っていたのを思い出して

目を伏せる。

……これ以上、あの二人を見たくなかった。

私は一度ぎゅっと目を瞑り、

教室に向かってずんずん歩いて行った。