幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。

その声に顔を上げると

「あ、賀川くん」

「おつかれ。どんな感じ?」

そう言ってコンっと机に缶の紅茶を置いてくれる。

「わあ、ありがとう!」

「どういたしまして」

微笑みながらそう言った賀川くんに

私も笑顔で返す。

優しいなあ。

ちょうど休憩したいと思ってたし、すごく嬉しい。

「これいくらだった?」

「いいよ。奢り」

え、いいのかな?