幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。

「賀川くんごめんね、私切腹してもいいよ……」

「ええ⁉︎
大袈裟だよ!」

いや、でも確実に私のせいで巻き込んじゃったし……。

「それに俺は……ちょっと嬉しいというか、
ラッキーというか……」

「え?」

賀川くん、今なんて言ったんだろう?

「う、ううん、何も!
委員頑張ろうね」

「うん……」

あ〜あ、やっちゃった……。

私は小さくため息をついて、

これ以上先生に睨まれないように黒板の方を向いた。