香帆ちゃんとチャットをした1週間後。

俺は帰ろうと思い廊下を歩いてたら、図書室の中に、香帆ちゃんを見つけた。
入口からは香帆ちゃんしか見えてなかったから、話しかけに行こうとすると――。

なんと、男子から告白されてる最中だった。

おいおい、マジかよ……。
ってか、なんで俺このタイミングで、この場所通っちゃったかなぁ。

香帆ちゃん、OKするのか!?

俺は、ふたりからは見えない場所に隠れて、聞き耳を立てている。

ダメだ。このままふたりの話を聞いてる勇気がない……帰ろう。