でも、いくら待っても両親は帰ってこなかった。



結局こんなもんか、そう思い眠りについた。




朝、電話の音で目が覚めた。
こんな時間に誰?



『 はい、』



「警察のものですが、
横坂めぐさんで間違いないですか?」



突然かかってきた電話。
それが私の人生を狂わす合図だったのかもしれない。



私はこの電話で、両親の死を告げられた。
理由も分からないまま、家を飛び出した。



ひたすら走って、両親が待つ場所へと向かった。



どんなに急いでも、意味が無いと知っていたのに。

両親の亡骸を見たとき、実感した。



私はひとりぼっちになってしまったんだと。
どうしてもっと素直になっていなかったんだと。



しても遅い後悔を、し続けていた。



私は誓ったんだ。
両親の命を奪った奴に復讐すると。