「たっくんっ!次はフリーフォール乗りたい!」
「ちょっと待って、少し休憩させて…」
俺も絶叫マシーンは好きだけど朱里のペースは半端ない。
よって、ベンチに凭れ掛かる俺は少々グロッキー。
「たっくん…大丈夫?ごめんね、楽しくてついハシャいじゃって…」
「ううん、朱里が楽しそうで俺も嬉しいよ。少し時間置けば大丈夫だから先にお昼食べない?」
「うんっ」
人で賑わう遊園地内を、朱里と手を繋ぎながら歩く。
飲食店が並ぶゾーンに移動すれば、あちこちからいい匂いが漂ってきて。朱里はさっきから目を輝かせながらキョロキョロしてる。お腹空いてたのかな?可愛い。
「たっくん何食べたい?」
「朱里が食べたいものでいいよ」
「ほんと?」
「うん」
ここの遊園地は、飲食店がかなり充実してて。それこそ子供向けの料理を多数扱うお店から、大人向けのオシャレなお店までズラリと軒を連ねている。
さすがにここは、大人向けの静かで落ち着いたお店を選ぶだろう。


