◇◆◇拓海side◆◇◆
久しぶりに朱里と二人でお風呂に入れた俺は、大満足で鼻唄歌っちゃうほど上機嫌。
入浴中、朱里がずっと赤い顔してたのはお風呂が熱かったせい…じゃないはず。
朱里は分かってるのかな?
朱里が恥ずかしそうにすればするほど、俺は萌えちゃうってこと。
本当、男心が分からない奥さんだから困っちゃう。
「今日ね、実家でイチゴ貰ったの。一緒に食べよ?」
「いやいやいや…」
「え?イチゴ食べたくない?」
いや、そうじゃないでしょ?
なんで気付かないかな。
相変わらず髪濡れたまま俺の周りウロチョロするし、ダボダボパーカー着てるし。可愛い、無理、萌える。
ほら。こんな奥さんだから参っちゃうよね、本当。
萌えさせる朱里が悪いんだから、どうなっても知ーらないっと。
「イチゴ食べる前にドライヤーしてあげる。ここおいで」
「またそこ…?」
指定した場所は、もちろん俺の膝の上なんだけど。
たったこれだけのことで、頭から湯気でも出るんじゃないかと思うほど真っ赤になっちゃうこの子は天使ですか。
「ほら、早くおいで」
「あ…お邪魔、します…」
それでも言われた通りにちょこんと俺の膝に座っちゃうんだから、たまらない。
全部ツボ。全部可愛い。


