今までたくさん我慢させていたのなら、今日はとことんたっくんを甘やかしてあげよう。
なんて口に出して言わなくったって、食器を片す私の後ろには既にたっくんが引っ付いている。
昔はこれが当たり前だったけれど、今はあっくんの特等席になっちゃってるから…
すごく、久しぶりの感覚だった。
いつもならキッチンに立つ私の足元であっくんがちょこまかしてるんだけど、たっくんなら私をすっぽり包んじゃうんだ。
「朱里…大好き。一ミリも離れたくない…」
後ろから耳元で囁かれると、胸の奥がキュンと音を立てる。洗い物になんて全然集中できない。
思い出してきた…この感じ。
ドキドキするけど嬉しくて、
恥ずかしいけど幸せ。
ああ、どうしよう…たっくんが愛しくてたまらない。


