「ね?歩夢は一人でも全然平気そうよ。心配しなくていいから、たまにはたっくんとデートでもしたら?」
「デート…」
そういえば最後に二人で出掛けたのはいつだろう。
もう、思い出せないほど前だ。
「朱里ちゃん、いつもママ頑張ってるんだからたまには夫婦水入らずの時間作ったってバチは当たらないわよ」
「でも…」
あっくん、私達がいなくても大丈夫かな…夜、泣いたりしない?
とにかく心配でなかなか頷けずにいる私を見て、あっくんがパタパタと駆け寄ってくる。
「ママ!僕、大丈夫だよ。だって赤ちゃんが生まれたらお兄ちゃんになるんだもん」
「あっくん…」
こんなにちっちゃなあっくんがお兄ちゃん、か。
弟か妹と仲良く遊ぶ姿を想像してみると、可愛くて頬が緩んだ。
やっぱり…もう一人欲しいな。
「ほら、歩夢もこう言ってるんだから早く帰って子作り…、じゃなくて夕飯作りなさい」
「うん、じゃあそうする。みんな、あっくんをよろしくお願いします」
「「「「お任せあれ~!(よっしゃ!これで二人目の孫確定!)」」」」


