「ねぇ、みんなコソコソ何話してるの?」
「「「「いや、なんでもなーい!」」」」
「?」
「そんなことより歩夢ぅ、今日と明日じーじとばーばのおうちにお泊まりしない?」
「え?いいの?お泊まりするー」
お母さんの提案に、隣にいるあっくんは嬉しそうにピョンピョン跳び跳ねてるけど…
また突然そんなこと言って。
あっくんが可愛くて離れたくなくなったのかな。
でもお泊まりとなると…あっくんのお着替えは実家に何着か置いてるからいいとして。
「急にそんなこと言われても、私着替えとか何も持ってきてないよ?」
「あら、そう?じゃ、朱里は帰りなさい。たっくんのご飯の用意もしてあげないといけないでしょ?」
「え?でもあっくん、一人でお泊まりなんてしたことないし…」
「そんなの心配しなくても大丈夫よ~」
「でも…」
実家とはいえ初めて私やたっくんと離れるんだもん。心配に決まってる。
どうしようかと悩みながらあっくんにチラリと目を向けてみれば、どうやら絶賛甘やかされ中らしい。


