「可愛い孫には何でも買ってあげたくなるものなの!分かった?」
「そーだ、そーだ!孫は目に入れても痛くない!」
「だからそれじゃあ困るんだってば…」
「あのね、僕の欲しいものは赤ちゃんだよ」
引き下がらないみんなを説得しようとしたところで突然飛び出したあっくんのその一言。
これには、ギャーギャー騒いでいた4人も一瞬で静かになる。
「え?え?歩夢、赤ちゃんって…赤ちゃん?」
「うん!弟か妹が欲しいからママに生んでもらう!でも…赤ちゃんの種ってどこに売ってるのかなぁ?じーじとばーばは知ってる?ママのお腹に植えなくちゃ」
キューン…あっくんてば可愛い、天使!
これはみんな更にメロメロになっちゃうよね。
……と、呑気に思っていたんだけど。
何故かみんなの視線はあっくんではなく私に集まっていて。
その凝視っぷりに戸惑う私に、お母さんがジリジリと詰め寄ってきた。
「朱里、どうなの?もう一人考えてるわけ?」
「え?うん。ちょうど今日たっくんに言ってみようかなって思ってて…」


