「おい、コソコソなに話してんだよ」
「私もあの頃の諒ちゃんにもう一回会いたいなーって話」
「俺って昔からイケメンだったよな」
「そう?昔からムカつく奴だったけどね」
「それでもまた会いたいんだろ?」
「うん、会いたいよ。ね、芹沢くんももう一回昔の朱里ちゃんに会いたくない?」
朱里は子供の頃からふわふわしてて、
ドジで、泣き虫で、怖がりで。
いつも俺の後ろにひっついて歩いてたっけ。
そんな朱里が昔から好きで、好きで、大好きで。
記憶の中でさえ、朱里でいっぱいの俺だから。
「あの頃の朱里…かなり会いたいかも」
ねぇ、朱里。
もしもあの頃の朱里にもう一度会えたら…
俺は、どんな気持ちになると思う?
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