「ねぇ、あっくんのパパ?」
「ん?なに?」
「将来は雪音の本物のパパになってね?」
「んー…どういう意味かな?」
「雪音ね、この前あっくんにコクハクしたの」
「コクハク…って告白?雪音ちゃんが歩夢に?」
ガタガタガタッ───!!!
その激しい音と共に、寝ていたはずの諒介さんは突っ伏していた机から派手に転がり落ちた。
「こ、告白だと…!?俺の雪音が…」
「そうだよ?好きな人にはガンガン行かないとね」
こういうとこは諒介さんにそっくりっていつも思う。
それにしても、雪音ちゃんはマセてるな…
「くっそ!おまえら親子は揃いも揃って俺の大事な女の心を簡単に持って行きやがって」
「俺にそんなこと言われても…」
「よりにもよって歩夢かよ…天使のくせに俺の娘の心持ってくとかとんだ悪魔だな。今度あいつの好きなケーキ作ってってタイマン張ってやる」
「いや、歩夢が好きなの?嫌いなの?どっち?」
元々変な人だけど酔うとますます変になるからなー。
俺の手には負えないや。


