「なるほど…そういうことか。ムカつくから諒介さんは一生勘違いしてればいいのに」
「ん?何か言った?」
「うん、朱里のこと大好きって言った」
「わ、私も…たっくんが大好きだよ」
「ああ可愛い、嬉しい、死んじゃうかも…」
「大袈裟だよ…」
「大袈裟じゃないよ。ほら、ドキドキしてる」
「あ…」
繋いでいた手を引かれたっくんの胸辺りに触れる。
トクトクと伝わってくる鼓動が溢れるほどの愛を感じさせてくれて目頭がジワッと熱くなった。
あのね、たっくん。
あっくんと、お腹にいるこの子が大きくなったら…
子供達に伝えたいことがあるよ。
「とにかく明日病院行こう。転けると危ないし俺が抱っこで連れてくから安心して」
「だ、大丈夫だから!私もう大人なんだよ?しかもお母さんだし」
「関係ないよ。俺にとって朱里は永遠にお姫様だから一生甘やかすつもりだよ」


