息つく暇もなく浴びるように降ってくるキスの嵐。
深いのに優しくて、温かくて、心地良くて…
昔、たっくんが「キスしたら安心する」って言っていたけど、本当にその通りだと思うような安心感で溢れたキスだった。
ゆっくり唇が離れていくと、たっくんと視線がぶつかって顔が熱くなる。
結婚したって子供が生まれたって、毎日たっくんにドキドキする気持ちは変わることなく継続中。
「顔、真っ赤。可愛いね」
「だ、だって、たっくんが急に…」
赤くなった顔を見られるのが恥ずかしくて俯く私をたっくんはギュッと抱きしめて、耳元で優しく囁く。
「その赤い顔は俺にしか見せちゃダメ」
「え?うん」
「ウザくて臭くて気持ち悪いかもしれないけど…でも、それが何?俺は誰にも負けないくらい朱里を愛してるんだよ。だから誰にも渡したくない。渡さない」
「…??」
突然そんなこと言ってどうしちゃったのかな?
たっくんがウザくて臭くて気持ち悪いなんて、そんなことあるわけないのに。


