「諒介さん…それでどうなったの?」
『トイレから出てきたかと思ったら深刻な顔して“諒ちゃんに近付いてほしくない、できたから”って言うんだよ』
「できたって、何が…?」
『きっと他に好きな男が…くっ、俺が死ぬ前にそいつを殺すべきか?』
「落ち着いて」
『それで小春の奴、今もコソコソ誰かに電話してんだよ、しかもニコニコ嬉しそうに。不倫か?不倫なのか?…死んでくる』
「だから落ち着いてってば」
とか言いながら、血の気が引いていくのを感じていた。
ま、まさか…朱里も他に好きな男が…?
ベタベタしすぎるウザイ俺に愛想尽かしてクールな男に走ったとか…?
それで、そのことに悩んじゃって最近ご飯もあんまり食べないんじゃ…?


