ピンチを切り抜けるためにも、今日は歩夢に早く寝てもらわないと…
って思うのに。
「パパー、次はこの絵本読んでー!」
「何冊目…?」
何故か子供ってそういう日に限ってなかなか寝なかったりする。
そういえば今日はユメちゃんとこの赤ちゃんとたくさん遊んで、いつもより長く昼寝したとか朱里言ってたっけ。
「歩夢、眠たくないの?」
「うん、全然眠くないよ!遊ぼ、遊ぼ!」
「いや、頼むから今日だけは寝て…」
こうなっちゃうと天使の歩夢が小悪魔に見えてくる。
小悪魔でも朱里と同様、可愛いから許すけど。
ーーーーそれから葛藤すること一時間。
「そしてみんな幸せに暮らしましたとさ。おしまい」
「…」
「よし、やっと寝た」
枕元には十数冊の絵本が散らばっていて、予想外に怪獣ごっこまで求められた結果、本気で遊んじゃって怪獣の人形も数体転がっている。
これだけでこの一時間の俺の頑張りが伝わるよね?
朱里はもうとっくにお風呂から上がってるだろうし、これでやっと朱里と話が…


