-――コンッ……


その時、何か小さな物音があたしの耳に入った。


ああー。

幻聴かなぁ……。


なんか、あたしも相当ヤバいな。



――カツッ……


もう一度、音が響く。


それが窓からだということがわかった瞬間……


あたしはベッドの上で飛び起きた。