1.私の好きな人
7時21分、駅は少し混み合っている。田舎の小さい駅だし、都心とは反対に向かう電車を待っているからそんなにぎゅうぎゅうではないんだけど、
「まもなく〇〇行きの電車が参ります…」
私は電車に乗ってあたりを見回す。これが私の最近の日課になりつつある。
「なに、ニヤニヤしてるの?」
「そうだぞ!そんな好きなら話しかけろよ」
そんなことを言ってくるのは親友の美湖とその彼氏の春樹くん。中学1年の時から付き合い始めて今年で4年目!喧嘩もよくするけど夫婦みたいな2人が羨ましい
「いいの!見てたいの!」
「そんなんじゃここままクラスも別になっちゃうよ?!紗結!当たって砕けろ!!」
「なんか美湖ちゃん振られる前提で話してない!?余計無理!」
7時21分、駅は少し混み合っている。田舎の小さい駅だし、都心とは反対に向かう電車を待っているからそんなにぎゅうぎゅうではないんだけど、
「まもなく〇〇行きの電車が参ります…」
私は電車に乗ってあたりを見回す。これが私の最近の日課になりつつある。
「なに、ニヤニヤしてるの?」
「そうだぞ!そんな好きなら話しかけろよ」
そんなことを言ってくるのは親友の美湖とその彼氏の春樹くん。中学1年の時から付き合い始めて今年で4年目!喧嘩もよくするけど夫婦みたいな2人が羨ましい
「いいの!見てたいの!」
「そんなんじゃここままクラスも別になっちゃうよ?!紗結!当たって砕けろ!!」
「なんか美湖ちゃん振られる前提で話してない!?余計無理!」