青の彷徨



本当にここまできたら、ショック超えてくるまである。


「無理してない?」

「してない。あ、だけど、実際に会うのは怖い。多分LINEブロックされてて完全に切られた」


結城には私が必要ないんだな。

私のこと忘れたいんだな。

本当に自然消滅の道あるなって思う。


それだけは本当に嫌だ。



何のために私と付き合ったのか。

それを知るために決意した答えだもん。


何の思い出もない彼女になんてなりたくない。



「これはもう直撃しないとね!」



「美織がそう言うなら私は何も言わない。あと、この前、応援できないって突き放したのごめん。結城とのことは無理だけど、美織の答えが実になってくれることを祈るよ」


 
これはもう合法で抱きついていいやつだよねー!!


「うわっ、重っ」


乙女に重いとか言うな!


「ありがとー!私がんばるからー!!」



「暑苦しい…」

「いいでしょー!その熱ちょうだいー!!こっちは寒いんだから!!」


「そういう問題じゃないんだって」